2019年06月29日

補聴器のメンテナンス



1920年ごろに真空管による増幅器が誕生してから約70年間、

補聴器は、アナログ回路で「音を増幅する」ものでした。



ところが、難聴者にとってより良いきこえを追求していくと

単に音を増幅するだけではなく「音を加工すること」

が求められるようになりました。



音を加工するとは、

音の強さや成分を分析して

難聴者がことばをききとりやすい音に作り変えることです。



1990年代にこれを実現する手段として

デジタル回路の採用が始まりました。



デジタル補聴器本体は、

マイクロホンから出力されたアナログ信号を

A/D変換器でデジタル信号に変換(数値化)し、

この信号に対してDSP装置(Digital Signal Processor)

が様々な信号処理をおこない、

D/A変換器で再びアナログ信号に戻し、

イヤホンから音として出力します。

















補聴器は精密な医療機器です。

個人のきこえにあわせる調整は大切です。












そして、日頃のメンテナンスも欠かせません。














補聴器用乾燥ケースをお使いの方は、

ケースの中のスポンジの下の乾燥剤が

交換時期でないかどうか、今一度ご確認ください。










湿気の多い梅雨、汗をよくかく暑い夏

クーラーのはいった屋内から、蒸し暑い屋外への移動も多いです。



一日の終わりには

大切な補聴器を湿気から守りましょう。



ご自宅や販売店で出来るメンテナンスは

実はいろいろありますようさぎハート










  


Posted by 補聴器のぴあ at 18:57Comments(0)● 補聴器● お知らせ  I メンテナンス

2019年06月26日

大雨警報、洪水警報が発令中



こんにちは。

沖縄市は朝から土砂降りでした。








土砂災害による避難勧告の緊急速報も鳴りました。








雨は一時的にあがっていますが

現在も、大雨警報、洪水警報が発令中です。













特に、避難勧告が出ている地域の皆様、

車を運転しておられる皆様、

どうかお気をつけください。




【参考】

沖縄市ホームページ

土砂災害警戒情報に関するお知らせ

https://www.city.okinawa.okinawa.jp/







きこえのトータルサポート 補聴器のぴあ おうち





  


Posted by 補聴器のぴあ at 15:22Comments(0)● お知らせ

2019年06月20日

地域できこえの講話


きこえの講話に行ってきましたニコニコ

地域住民のみなさん、職員さん、ありがとうございました。








地域住民の皆さん、職員さんが

きこえに関心をもってくださっていることを嬉しく感じました。

ありがとうございます (^ - ^)

あっという間の時間でした。




きこえにふと疑問を感じたときや

ご家族やご友人が悩んでいるとき、

そこに情報の選択肢がありますように晴れ



人生において、自分がもっている力を最大限に発揮できますように晴れキラキラ 

きこえのトータルサポート 補聴器のぴあおうち








  


Posted by 補聴器のぴあ at 12:02Comments(0)● 耳、きこえ● 講話・勉強会

2019年06月17日

ハンズフリー通話



携帯電話を離れたところに置いていても

マーベルが着信を知らせてくれる。

電話にでるのも、マーベルのボタンにふれるだけ。

あとは、庭仕事とか料理とか運転とか

何かをしながらそのまま会話を楽しめる。

ハンズフリー通話って、とっても自由。






電話相手の声が補聴器から直接きこえることは

従来の補聴器でも可能でしたが、

首からコムパイロットⅡを下げるなど中継器が必要でした。



新製品の “オーデオ マーベル” は 違います!

中継器が必要なくなりました!






あらかじめスマホのBluetooth機能の設定をしておき

あとは着信を待つだけです。







着信があると補聴器も鳴ります。

補聴器に付いているボタンを押すと通話を開始します。

通話終了時もボタンを押すだけです。







電話相手の声のききとりは、両耳の補聴器でできます。

中継器を手に持つことなく、首から下げることもなく、

ハンズフリーで両手があくので、楽に、身軽になりましたおすまし







自分の話した声は、自分が装用している補聴器で拾ってくれます。

そのため、別の機器を手に持って常に近づけておくこともなくなりました。

まったくのハンズフリーになったのですハート






ある日、マーベルをつけていて、

テレビを見ている途中でも、電話の着信に気づきました!

電話の着信が優先され補聴器が音で合図してくれました。 助かりました!

従来の補聴器よりも音質も良くなっていて、

ざわざわしている環境でも電話の相手の話がききやすくなっています。





YouTubeにて動画も公開されています。

(日本語字幕付き)https://m.youtube.com/watch?v=Qf-AJ-QbVaY




オーデオマーベルのハンズフリー通話、お試しできます。

気になる方はお声かけくださいおすまし








Bluetooth connectivity to smartphones (iOS and Android)

or other Bluetooth enabled phones




Unlike any other hearing aid available, Phonak Audeo Marvel can connect

directly to either your iOS or Android smartphones

or other Bluetooth enabled phones to stream any kind of audio.



It enables true hands-free calls and even audible phone notifications

can be set to hear through the hearing aids.


Marvel also delivers stereo sound quality streaming

for music, videos, e-books, podcasts and more.



“I absolutely love my Marvel hearing aids.

Crystal clear calls, and I can use both my hands.”








It’s not just a great hearing aid.

It’s a multifunctional marvel; clear rich sound,

connects to smartphones, TV and more, rechargeable, smart apps.

Phonak Audeo Marvel “Love at first sound”








Trials available, having an appointment EMAIL neededおすまし



EMAIL kikoe3322pia@gmail.com

Monday-Saturday 9:00a.m.-6:00p.m.

1-17-10 Mihara, Okinawa City, Okinawa 904-2155












  


Posted by 補聴器のぴあ at 16:11Comments(0)● 補聴器● お知らせ

2019年06月14日

「本当は活動的になりたい」「冒険したい」



家族にテレビが大きいと言われる。

自分の音量は40~45で家族は15。

T様は、息子様にすすめられてのご来店でした。



たまに友人とレストランへ行くぐらいの外出ですが

「本当は活動的になりたい」「冒険したい」

と打ち明けてくださいました。

各種測定の結果から、耳かけ型補聴器のフィッティングをおこない、

取扱い練習をして、貸出をおこないました。



耳トレのなかで、T様の評価としては

「補聴器をつけるとスッキリする感じになる」「理解しやすくなる」

「嬉しい」と笑顔でうれしそうにおっしゃっていました。



物を失くすこともあるので小さい補聴器は心配、

手元で大きく操作できるものを、と別の息子様からの提案があり、

別の種類の補聴器「ポケット型」に変えて貸出をおこないましたが

T様の評価は「使っていて、落としそうで怖かった、前のがいい」。

再度、耳かけ型補聴器で耳トレをおこなうことになりました。



あれから3ヵ月。

「15年ぶりにパソコンをいじりはじめたキラキラ 

「頭はスッキリするし、人の話が最後まで分かるようになったキラキラ 

私はとても嬉しかったです。

さらに、次のことも教えてくださいました。



世の中を渡るのは、目と口と耳。

目で見るけど、ことばがきこえないと意味が分からない。

だから目で見たあとに物を言うのは耳と思う。

耳で話をするのは人間の仕事だはずよ。

知能を動かすのは目の次に耳だはず。



真剣にお話してくださるのをききながら

私はメッセージを書き留めるのに精一杯でした。

今ブログを書きながらも、その場面と表情がはっきり思い出されます。



客観評価においても補聴器の装用閾値は出ており、

装用時間も確保できており、きこえの面で喜んでいただいて何よりです。



初めてお会いした3月頃のT様と比べて、

顔を上げて笑顔でお話をされるようになり、

また、会話のキャッチボールのテンポが良くなったと感じます。



息子様方も本人が決めたのなら良いことだと、

T様の補聴器装用を応援してくださっていて、私も感謝しています。



時には「私は早く覚えられないのよ」とおっしゃりながらも、

1つ1つ、着実にクリアしていっているT様ですおすましびっくりびっくり



実際に補聴器を装用するご本人様が

● 難聴によって生活に不自由を感じている

● 本当はその不自由を改善したいと思っている こと

この2点がとても大切になっていることを実感しました。




T様、息子様、いつも ありがとうございます。











きこえのトータルサポート 補聴器のぴあ おうちハート






  


2019年06月12日

自治体が難聴者当事者の経験を漫画に



手話言語条例を制定している京都府向日市は、

耳が聞こえない人を主人公にした漫画

「HELLO むこうの私」を制作した。

当事者の視点が重視され、市内の障害者団体が協力した。

当事者は、日常の苦労や聴覚に障害がある人でないと気づきにくい不安を話し、

「私たちの思いが多くの人に届いてほしい」と願いを込める。





市は2017年3月に条例を施行した。手話への理解を広める取り組みを続ける。

漫画は、聴覚障害について若い世代に関心を寄せてもらおうと企画。

京都精華大学(京都市)に依頼し、卒業生のプロの漫画家3人と一緒に、

市内の当事者へ取材を重ねた。



「ろう者編」や「難聴者編」など3章で構成。

聴覚に障害のある主人公が発音へのコンプレックスで引っ込み思案になったり、

病院で名前を呼ばれたことが分からず受付で叱られたりする。

不安な日々を送る中、手話を通じて周囲の理解が深まり、

次第に前を向いていく物語だ。

最終章は「手話通訳者編」として、通訳の意義と当事者からの期待を紹介している。



各章の末尾には、聴力に応じた支援の方法も掲載する。

市障がい者支援課は

「言葉が聞き取りにくい人がいることに思いをはせ、

 手話に興味を持つきっかけになってほしい。

 誰もが住みやすいまちづくりにつながれば」としている。



A5判100ページ。

8千部発行し、市内の小学4年~高校生に渡したほか、

府内の自治体や図書館、中学・高校に配布する。

市のホームページで5月中に公開する予定。



■背後の音きづかず、災害時に情報伝わらない…当事者の体験盛り込む



向日市が制作した漫画は、聴覚に障害がある当事者の経験を題材にしている。



一対一ならコミュニケーションをとれるが、

大勢になると誰が何を話しているのか分からなくなる―。

難聴者編に盛り込まれたエピソードは、

向日市難聴者協会長の太田ヒサさん(75)の体験だ。



太田さんはわずかに聞こえる左耳に補聴器を着けて暮らす。

東近江市で生まれ育ち、幼少のころに「おやつよ」と呼んでも

反応がないことに家族が気が付いた。手術しても改善しなかった。



結婚を機に向日市へ。背後から鳴らされた自転車のベルに気づけず、

通り過ぎざまの大きな怒鳴り声に身を縮こまらせる日々だった。

「外に出たら叱られるから、家の中に閉じこもっていました。」

難聴者は外見からは分からず、理解を得にくいといい、

「周囲にこんな人がいると気づくきっかけになってほしい」と願う。



ろう者編には、

災害時や電車が急停車した場合に情報が伝わらない不安が記されている。

体験を語ったのは向日市ろうあ協会の村田庸好さん(44)。

5歳の時に周囲の声が突然聞き取りにくくなった。

左右ともに感音性難聴と診断されている。

現在は、会社員として働きながら手話教室の講師を務める。

「音声案内など、聞こえる人にとっては当たり前のことが

 私たちには不便な場合もある。

 その気持ちを知ってもらえるとうれしい」と漫画に期待を寄せた。





2019年6月12日 京都新聞から紹介させていただきました。





  


Posted by 補聴器のぴあ at 12:07Comments(0)● 難聴● お知らせ  I 手話

2019年06月08日

政府、新生児の難聴の早期支援策




難聴児とそのご家族への早期支援策の検討を進めるため

厚生労働省と文部科学省が連携して

「難聴児の早期支援に向けた保健・医療・福祉・教育の連携プロジェクト」が

平成31年3月に立ち上がりました。

令和元年6月7日、その策がまとめられました。

各都道府県に支援相談機関を設置し、

新生児聴覚検査の実施率向上に向けて

来年度予算への反映を目指すそうです。






一般的に、こどもは聴覚をとおして言語の獲得をしていきます。

言語は知識、思考、知能の土台をつくるものとされています。

生まれてはじめて難聴の可能性を調べることができる検査が

新生児聴覚スクリーニング検査です。



日本耳鼻咽喉科学会や日本産婦人科医会も

この検査を重視していますが、

自治体によって助成金の有無があり、

地域によって受診率の差が出ていることが課題の1つです。



日本産婦人科医会の

「新生児聴覚スクリーニング検査 全例検査にむけて10年の歩み」の中には


「難聴は早期発見・早期介入によって

 難聴者の生活の質は大きく改善することは明らかであり、
 
 わが国のすべての新生児が

 この検査に無料でアクセスできる体制の構築が必要である」




とまとめられています。








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過去のブログ記事

【新生児の難聴、早期支援に関して】



2018年9月15日
新生児の検査・支援はこどもの可能性を広げる
https://pia3322kikoe.ti-da.net/e10711482.html



2018年10月19日
こどもの難聴(就学前検査、校医検診、公費制度)
https://pia3322kikoe.ti-da.net/e10770591.html



2018年10月21日
先天性難聴の早期発見・早期対応
https://pia3322kikoe.ti-da.net/e10773181.html



2019年4月15日
療育環境の整備を目指す議連発足
https://pia3322kikoe.ti-da.net/e11059729.html





  


2019年06月06日

6月6日は補聴器の日




数字の6を2つ向かい合わせにすると耳の形に見えることも、

6月6日が補聴器の日という由来ですが、




「自分にとって【もう1つの耳】という役割を果たす補聴器」

3月3日【耳の日】 × 2 = 6月6日【補聴器の日】

という意味合いがあります。




また、

補聴器が人々の生活の中で身近なものとなりますように

きこえについての悩みが改善されていきますように

という願いが込められています。





「補聴器があって良かった」

「きこえるようになって、こんなに変われた」

「自分の力が発揮できてうれしい」…





きこえが改善することで得られた喜びを

お客様が嬉しそうに話してくださるときは、

とても嬉しいです。





お客様一人ひとりのきこえの力を最大限に引き出すことを

心を込めてお手伝いいたします。








【参考】

耳かけ型補聴器
https://pia3322kikoe.ti-da.net/e11031636.html


耳あな型補聴器
https://pia3322kikoe.ti-da.net/e11015946.html


ポケット型補聴器
https://pia3322kikoe.ti-da.net/e11051842.html








きこえに関心をもっていただき、ありがとうございますハート

きこえのトータルサポート 補聴器のぴあ






  


Posted by 補聴器のぴあ at 13:58Comments(0)● 補聴器● お知らせ

2019年06月04日

花ひらきました ♪ 感謝。




蕾でいただいたお花たち、綺麗に花ひらきました ハート

花・植物は、芽が出たばかりの時期も

双葉になったりして広がっていく時期も

蕾になる頃も

花びらが少しだけひらく時も

花が散って実をつけるのも

すべてが愛おしいです。 

プレゼントしてくださったお客様、ありがとうございますハート










  
タグ :感謝お客様


Posted by 補聴器のぴあ at 11:01Comments(0)● お客様