2019年01月05日

即座に文字化「UDトーク」




「ボスは何かの作業に集中しているみたいだから、

今は話しかけない方がよさそうだよ」


「事務所の中でこんな話題で盛り上がっているよ」




両耳高度感音性難聴の弁護士である久保さんに、

このようなたわいのない情報を届けてくれた先輩弁護士。

久保さんを「孤独から救ってくれた存在」だそうです。




久保さんは補聴器を外すとほとんどきこえない状態で、

補聴器をつけると言葉ははっきりしませんが何となくつかめる程度です。

1対1の簡単な会話であれば相手の口の動きを見て読み取れます。

しかし、複雑な会話は難しいです。




そこで、仕事や日常生活では「UDトーク」を使用しています。

UDトークとは無料の音声認識アプリのことで、

マイクで拾った音声は即座に文字に起こされます。

話の内容をスマホ/タブレット上で文字で見ることができる無料アプリです。





即座に文字化「UDトーク」




即座に文字化「UDトーク」

無料アプリ「UDトーク」








「難聴の弁護士」であることに葛藤があった久保さん。

足りていない、欠けている。劣等感にしかならない…。

周囲から活躍を求められることも重荷だったそうです。




今は気持ちが変わってきて、

「劣っているわけでも、乗り越えるものでもないのかな。

難聴は、ただ私と一緒にあるもの、という感覚です」

記事の中で、久保さんがこう話していたのが印象的でした。






難聴の弁護士、久保さんの記事です (毎日新聞)
https://mainichi.jp/articles/20181215/k00/00m/040/216000c


音声認識アプリ「UDトーク」
http://udtalk.jp/











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Posted by 補聴器のぴあ at 15:09│Comments(0)● 情報保障  I UDトーク
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