2023年05月13日
補聴器と集音器
皆さま こんにちは
今回は 補聴器と集音器 について、
一般社団法人日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会が
発表している文章をご紹介させていただきます
以下、引用となります。
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聞こえにくさをサポートする機器には、
補聴器と似ていますが実は大きく異なる
「集音器」があります。
最近ではネット広告などでもよく見かけますし
補聴器より価格が手頃なので
「補聴器とどう違うんだろう」
「安いなら集音器にしようかな」
と迷っている方も多いのではないでしょうか。
そこで、ここではまず
補聴器 と 集音器 の違いをご紹介しましょう。
「聞こえにくさを解消できるなら、
どちらでもいいのでは?」
とお考えの方も多いのですが、それは誤解です。
補聴器は
医薬品医療機器等法で
「人の生命及び健康に影響を与えるおそれが
あることから、その適切な管理が必要」なため、
厚生労働大臣が指定することが定められている
「管理医療機器」ですが、
集音器は
「一般家電(音響機器)」です。
そもそも 補聴器 と 集音器 では、
使用目的や安全性の基準が異なります。
たとえば、補聴器は
「一人ひとりの聞こえの状態に合わせ、
聞き取りにくい音だけを大きくする」ように
調整することができますが、
集音器の場合は
「音を一律に大きくする」ものがほとんどです。
つまり、問題なく聞こえている音、
大きくする必要のない音まで
不必要に大きくしてしまうので
かえって聞こえにくくなったり、
必要以上に大きな音にさらされたり
する可能性もあります。
補聴器は 管理医療機器ですから
品質はもちろん、安全性の基準が非常に厳しいのも
大きな特徴のひとつです。
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以上、 今回は 補聴器と集音器 について、
一般社団法人日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会が
発表している文章をご紹介させていただきました
補聴器 と 集音器 は、同じような機器で
同じような補聴効果を得られるだろうと
誤認識されていることがありますが、
法律、使用目的、安全基準の面においても
この2つは異なる機器です。
そして、皆さまには、きこえづらさを感じたら
補聴器 や 集音器 を検討する前に
かならず耳鼻科の受診をお願いいたします
※下記の集音器や他の広告等に関しまして
他社ネットショッピング会社の広告であり、
弊社の投稿記事ではございません。
ご了承いただきますようお願い申し上げます。