2019年10月23日

カラダの不思議


2019年9月29日付

ワラビー「カラダの不思議」より

飛行機での気圧変化についての掲載がありました。

ご紹介させていただきます。

カラダの不思議






急な気圧変化 耳に痛み

飛行機の中で

乳児が突然泣き出し、

ずっと泣きやまないことがありました。

よく見ると、赤ちゃんが泣きだすのは

飛行機が下降を始めたときです。

そして、着陸するとピタッと泣きやんだのです。

そのとき、赤ちゃんに何が起きていたのでしょう。



飛行機内の圧は0.8気圧となっており、

地上の1気圧より低くなっています。

上空で袋菓子がふくらむのを

見たことがある人もいると思いますが、

気圧が低いと空気は膨張します。

機内でペットボトルを開け、

飲んで地上に戻ると、

今度はへこんでいるのが見られます。



上空にいた時の気圧より

地上の気圧が高いため、

ペットボトル内の空気が縮んだのですね。



飛行機が上昇する時は、

気圧が低い方に移動するので

中耳内の空気はふくらみ、

ふくらんだ空気は耳管からのどに抜けます。

その際は特別痛みはありません。

そして、上空の気圧になじんでいたのが、

下降時には急激な気圧の変化に

中耳が陰圧となり、鼓膜が内側に

引っ張られるため痛くなったと考えられます。



約30分間、赤ちゃんは泣き続けました。



のどと中耳の鼓室とは

成人で3~4センチの耳管でつながっています。

ここは、ふだんは閉じていますが、

ものを飲み込んだり、あくびをすると開きます。

開くことで鼓室の内圧と外気圧が

同じになるように調整しているのです。

でも赤ちゃんには意識的につばを飲み込むなどと

いうことはできません。

ミルクをあげたり、おしゃぶりをくわえさせると

耳管が開き、中耳と外との圧の差が解消されますよ。

(恩田和世・看護師)




以上、ワラビーの記事からのご紹介でした おすまし本








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Posted by 補聴器のぴあ at 17:53│Comments(0)● お知らせ● 耳、きこえ
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