2019年05月25日
「セルフアドボカシー」と「合理的配慮」
聴覚障害者が未来を切り拓き、
社会で活躍する若い人財を応援するフォナック補聴器さん。
フォナック・マガジン Life is on 2019別冊 より
「セルフアドボカシー」と「合理的配慮」についての記事がありました。
以下、ご紹介させていただきます。
ソノヴァ・ジャパンの聴覚機器ブランド、フォナック補聴器は、
“聞こえのバリアを感じない世界を実現する”というモットーの下、
“Together we change lives”のブランドバリューを発信し、
難聴を持つ人も持たない人も聞こえのバリアを感じることなく、
活躍できる社会を応援しています。
そして、難聴の程度に限らずユーザーの生活にフィットする製品を展開すると共に、
「働くを切り拓く」をテーマにした各種の活動を行っています。
現在、難聴をお持ちの方が社会で活躍する際に、
特にコミュニケーション面において様々な困難があります。
それらの困難は補聴器などのデバイスによってある程度は解決できますが、
障がいの有無に関らず誰もが快適に働ける社会を切り拓いていく上では、
社会で働くすべての方が「セルフアドボカシー」と「合理的配慮」を理解すること、
実践していくことが大きな支えになるのではないかと考えています。
「セルフアドボカシー」は生活上の困難を抱えた人が、
自分の立場や要求を自ら主張すること。
フォナック補聴器では、これを自分の心と体をよく知り、
自らに必要な支援を周囲の人に説明して理解を得る力ととらえています。
もう一つの「合理的配慮」は「Reasonable Accommodation」に由来する言葉で、
障がいを抱えた人から助けを求める意思の表明があった場合、
過度な負担にならない範囲で、
障壁を取り除くために必要とされる便宜を意味します。
2016年4月に施行された障害者差別解消法では、
合理的配慮の提供に関して、国公立の行政機関には法的義務、
民間の事業者については努力義務が課されています。
フォナック補聴器は、この「セルフアドボカシー」と「合理的配慮」を、
社会で働くすべての方、特に聴覚に何らかの困難をお持ちの方にお伝えし、
活用していただくお手伝いをするために様々な取り組みを続けています。