2018年12月26日

きこえづらさを受け入れて




きこえづらさを受け入れて





小学校の健診。

耳の検査で一度も音がきこえたことがないとおっしゃるY様。



中学生の頃から耳鼻科に通い始めましたが

他の人と比べて申し訳ないとは思いながらも

「自分は重い症状ではないのに補聴器は・・・」と抵抗がありました。



お仕事をし始めて、少し離れた距離から話しかけられた時に

会話の不自由を感じたそうです。



本当は入社する時にきこえづらいことを言えば良かった…。

とおっしゃっておられました。



就職してからは、1対1の対面の話だけでなく

遠くからも話しかけられ、複数名で話す会議もあり、

不自由を感じていました。



耳鼻科の通院・診断を経て、

3年ほど前から左耳に耳かけ型補聴器の装用をはじめました。

「補聴器をつけるのとつけないのとでは全然きこえが違う」と

職場では必ず補聴器をつけています。



しかし、職場の人たちに補聴器のことを言えないまま時が過ぎ、

「今さら(伝えるの)?」と自分との葛藤を繰り返し、

入社半年後に職員会議で打ち明けたそうです。



みんなの反応は優しく「気を付けて話すね」など言葉をかけてくれて

本当にうれしかった、と当時を思い出して涙されていました。



Y様は保育士さんです。

受け持ちの2歳児にも先生の耳のことを伝えているそうです。

髪をアップにし「耳がきこえないから大きな声で話してね」というと

こどもたちも分かってくれますとおっしゃっていました。



自分自身が補聴器をつけることに昔は抵抗がありましたが

今となっては「もっと早くつけていれば良かったね」と

お母様と話すのだそうです。



他店で補聴器を購入されて約3年間

定期的なクリーニングをほとんど受けていないとのこと。

補聴器内に汚れが浸透していたため、

きれいにクリーニングをおこないました。

劣化腐食部は修理で部品交換しました。

ご自宅では補聴器用乾燥ケースで大切に保管いただいています。



「問い合わせの電話をして良かったです」

「今このタイミングでお会いできて良かったです」と

嬉しそうに帰っていかれました。

Y様、ありがとうございます。うさぎハート







きこえのトータルサポート 補聴器のぴあ








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Posted by 補聴器のぴあ at 09:42│Comments(0)● お客様● 難聴● 補聴器
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