2018年12月23日

技能向上研修




補聴器販売者の技能向上研修に参加してきました。





補聴器は、それぞれお使いになる方の聴力や使用環境に合わせて

正しく調整することで(専門用語でフィッティングといいます)

効果的に使用できる医療機器です。





海外では、大学院で聴覚博士号などを取得し

国家試験に合格した人だけがAudiologist(オージオロジスト)となり、

診断のための聴覚的諸検査、検査結果提供、

診断に基づく補聴器の選択やフィッティングをおこなうことができます。





しかし日本では、

補聴器に関する知識を持たず、技術がなくても

誰でもどこでも販売されている現状があります。

難聴者に対する補聴器の安全性や、その有効性が

配慮されないままに販売されていることがあります。





今回の研修の対象は

「適切な補聴器の選定や使用指導等を

的確に行うことを目指す補聴器販売従事者」とされ、

日本補聴器販売店協会が厚生労働省から委託された事業です。


技能向上研修

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講義内容は

・補聴器への苦情と職業倫理、法制度について

・補聴器の規格や特性について

・聴覚医学会・医療行為・補聴器相談医について

・耳の構造・難聴について などでした。


技能向上研修

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特に、琉球大学医学部附属病院の比嘉先生の耳の話が勉強になりました。

耳鼻科医のお話を間近できけて、有り難かったです。

さらに身が引き締まりました。

技能向上研修

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「認定補聴器技能者」資格取得の勉強をしていた頃にも

職業倫理、法制度、補聴器の規格、耳の構造などは

勉強してきました。





法やガイドラインが改正する毎に私たちも情報を新しく塗り替え

それについて理解を深めるために勉強しますが、

補聴器販売に従事して年数が経過するごとに

ものごとの視点や興味関心、理解度が変化しているのを感じます。





今後も耳鼻科医のご指導をいただきながら勉強し、

難聴者にとってのより良いきこえの追求と、

適切な補聴器販売、難聴者支援が継続できるよう努めます。





難聴者一人一人のきこえが最大限に引き出されることで、

その方が持っている才能が最大限に発揮できますように。










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Posted by 補聴器のぴあ at 18:01│Comments(0)● 講話・勉強会
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