2018年12月19日
補聴器用空気電池
音を出すには、意外と大きなチカラが必要です。
大きなチカラが出せて、かつ、お耳に入るほど小さなサイズ
それが、補聴器のための専用電池です。
空気電池といいます。
上から見た空気電池4種類
横から見た空気電池4種類
空気電池は、空気を必要とする電池です。
空気と(電池の)電解液が化学反応を起こして作動します。
空気と電解液が触れないように、新品の電池にはシールがはってあります。
使う直前にこのシールをはがすと、化学反応が起きて作動します。
シールをはがす途中
はがし終わり
はがし終わったら補聴器へセットします
空気電池は、まわりの温度や湿度の影響を受けます。
「寒くなると電池寿命が短くなるなぁ」と感じる原因は
まわりの環境温度が大きく影響するためです。
今回は、冬場の電池管理の3つの工夫ご紹介します
①体温で電池をあたためましょう
「新しい電池を入れたのに補聴器が動作しない…。」
「新しい電池を入れたのに、電池交換合図がなる…。」
まだ電池が化学反応を起こしていないサインです。
まだ電池が反応できていません。
手のひらで電池を包んで、体温であたためてからお使いください。
② 電池は乾燥ケースの外で保管しましょう
夜7時にお風呂のために補聴器を外して、
朝7時に洗面を終えて補聴器をつける。
その間の12時間、補聴器も電池も乾燥ケース内で保管したとします。
この場合、電池寿命が54%~65%短くなってしまいます。
電池は乾燥ケースの外(ケースの蓋の上など)での保管をお願いします。
③ お部屋の換気をしましょう
特に冷える朝や夜は、沖縄でもファンヒーターをつけることってありますよね。
お部屋に二酸化炭素が多くなると、電池寿命は64%~77%短くなるそうです。
空気電池は乾燥したところも苦手ですが、二酸化炭素が多いのも苦手です。
このように、空気電池はこの3つが苦手です。
①低い温度
②乾燥したところ
③二酸化炭素
情報があると、少し安心しませんか?
冷え込む時期は、特に気を付けて管理したいですね
ご不明な点は、お気軽におたずねください
沖縄の難聴の方々のお役に立てますように…!
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