2018年11月07日
浦添市社協主催「きこえのサポート講座」
難聴者ご自身の口から、ご自身のことばで、
体験談や生き方の話をきくことは心にグッときます。
感動したり、勇気をもらったり、
苦しくて胸が締め付けられる思いになることがあります。
さて、現在わたしは
浦添市社会福祉協議会主催
「きこえのサポート講座」に参加しています。
難聴者当事者が講師の、この講座。
難聴理解、難聴者心理、
補聴器・人工内耳の特性、
情報保障や補聴援助システムなど
きこえがトータルにサポートされた講座です。
先週の講座のテーマは
「難聴者・中途失聴者の抱えている問題について」でした。
特に“障害受容の問題” “アイデンティティの問題”がグッときました。
聴覚障害の本質とは?
“聴覚障害児・者の抱える障害の本質は、
聴力障害やコミュニケーションに関わることではなく、
最終的には聞こえにくいことから派生する
心理的なストレスである“
―Max S. Chartrand, M.A. (1997)
お客様の心にもっと寄り添うために
支援者側として学びのきっかけをつかみにいくはずが、
自分自身の意識はどうだろう?
自己受容してるかな。自分の正直な話を人にきいてもらってるかな。
等身大の自分を社会に受け止めてもらえる体験をしてるかな。と、
自分自身を顧みるきっかけにもなりました。
昨日のテーマは
「補聴器と人工内耳」でした。
補聴器、人工内耳、
どちらの装用も経験のある講師のお話には
具体的な観点がつめこまれていました。
私は、軽度・中等度難聴の方が抱える心理的ストレスの大きさを
改めて考えさせられました。
人工内耳については、恥ずかしながら、
光と影の“影”の部分をよく知らなかったので
有り難い機会でした。
補聴器に携わって足かけ10年ですが、
まだまだ新たな気づきがありすぎて、
心も頭も冴える時間でした。
こういった講座というかたちで、
心構えをもって、
きくに“徹する”ことが出来る環境はとてもありがたく、
補聴器を提供する側として、本当に勉強になりました。
難聴者の支援者、専門員として必要なことは何か、
明日からすぐ実行!と思えたことを、
素直に行動できるきっかけをくださった講師の皆さま、
有り難うございました。
来週のテーマは
「補聴援助システム」について。
11/13(火)7pm-9pm
@浦添市社会福祉センター3階です。
ヒアリングループ(補聴援助システム)
UDトーク(リアルタイム字幕表示)の情報保障がありますので、
補聴器や人工内耳をお使いの皆さんも
安心してご参加いただけると思います。
来週も楽しみです
お問い合わせ先:
✼浦添市ボランティア市民活動支援センター(担当ヤギさん)
【TEL】098-877-8226 【FAX】098-875-1613
✼ 沖縄県難聴・中途失聴者協会
【Email】okinankyo@gmail.com
【Facebook】 沖縄県難聴・中途失聴者協会