2018年06月10日
難聴の種類と症状(ムンプス難聴、一側性難聴)
こんにちは!
ブログをご覧いただきありがとうございます。
今日は「ムンプス難聴」と「一側性難聴」について
この番組の中に登場する
「鈴愛」という名の女の子が幼い頃
ムンプスウイルス(おたふくかぜのウイルス)に感染し
その合併症の一つである
「ムンプス難聴」を発症した。という設定です。
番組スタッフで「耳鼻咽喉科考証」としてあたられている
池園哲郎先生の説明を紹介いたします。
鈴愛は、ムンプスウイルスが『内耳(ないじ);
耳の一番奥にある、音を感じとる部分に侵入して
細胞にダメージを与えたため、ムンプス難聴を急性発症し
後遺症が残りました。』
ムンプス難聴になると、
その後、自然に聴力が戻ることはないと考えられており、
有効な治療法もいまだ見つかっていないそうです。
予防策としては、おたふくかぜのワクチン接種ということです。
『ムンプス難聴になると、具体的にはどんな症状が出ますか?
高度の難聴が生涯にわたって続きます。
基本的には、
片耳を完全に失聴する(一側性難聴になる)ケースが多いです。
また、耳鳴りやめまいを伴うこともあります。』
『片耳の聴こえない方(一側性難聴のある方)は、
どんなことに困りますか?
昔は「片方の耳が聞こえるなら特に問題はない」と
軽視されていましたが、
今日では、さまざまな困難が認識されてきました。
ドラマの中でも医師が説明していましたが、
耳が2つあることには意味があるのです。
片耳の聴こえない方(一側性難聴のある方)の
主な困難として
①難聴側の音がきこえづらい
②うるさい場所において聞こえづらい
③音がどこから聞こえているのかわからない
④聞こえないことから生じる心理的な負担感
という4種類があります。』
次回は
一側性難聴の方々でも両側からきこえる音を楽しめる
そんな補聴器をご紹介します。
外科手術は一切必要ありません。
特別に大きな器械を身に着ける訳でもなく
小さくて目立たない。
人に気づかれずに装着できる優れものです。
その名も「クロス補聴器」
お楽しみに
きこえのトータルサポート
補聴器のぴあ