2018年07月06日 14:16
補聴器をメガネと比べるのは不公平?
~本質的に機能が異なります~
最近はメガネ店で売られていることも多くあり、
補聴器は何かとメガネと比べられます
そして、『メガネほど役に立たない・・・』という評判を耳にします。
つい比較してしまうのはわかりますが、
メガネと補聴器には根本的に大きな違いがあるんです
メガネは目の
水晶体における屈折率の異常(近視、遠視、老眼)を補正する
ために使われます。
ずれた焦点をメガネのレンズで調整して、
網膜に像を結ぶように働きます。その場合、
目は決して光が感じられないわけではないので
ピントさえ合えば正常な状態と同じくらいよく見えるようになります。
補聴器とメガネの違い
一方、補聴器を必要とする難聴の人の大半は感音難聴です。
感音難聴は、目で言えば網膜に
あたるところに障がいがあることになります。
つまり、音を感じるところが機能しにくくなっているため
そもそも音をいくら大きくしても
その効果には限界があるのです・・・
そのような理由からメガネと補聴器を比べること自体に無理があります。
(感音難聴でもその人のきこえる力によって効果の限界に
違いはありますが、装用した方が装用しないときよりも
きこえが改善されるケースがほとんどです )
ただ伝音難聴は、目でいえば近視や老眼にあたるので、
補聴器は、それこそメガネのようにとても役立つものになります。
↑↑↑耳の中はこのように複雑で、鼓膜や耳小骨
蝸牛に聴神経へと繋がり細かく精密なんです!!!
そういった耳の構造や機能を知ればメガネとの違いも
分かりやすいですね(*^▽^*)
2018年版 よくわかる補聴器選び 抜粋
気になる方はチェックしてみてください。