選択肢の大切さ

補聴器のぴあ

2022年05月31日 18:32




ろうのお客様より

「YouTubeの自動字幕は

どうやって作られている?」

と質問がありました。



YouTubeには字幕機能が備わっていますよね。

動画内の会話音などが

音声認識技術によって自動生成される機能です。



動画配信者が自ら手動で字幕を作成すると

高品質なのですが、自動生成の字幕は

どうしても間違いがでてきます。



自動生成の字幕は間違っていて

意味が分からない。

内容をつまんで出されたテロップは

無いよりは良いが、キーワードや要約なので、

話の前後が把握できないため解釈できない。。。



ろう者も私たちと同じように

動画の内容を把握したい !!

字幕が間違っていたら他の選択肢がない !!

という状況なのです。



英語で話しかけられ意味がわからず戸惑ったとき

日本語で調べるという「選択肢」が

私たちにあるように、

ろう者が動画を見る/テレビのニュースを見るときは

字幕と手話という「選択肢」が必要なのだと

気づかされました(もちろん難聴の程度や

ライフスタイルによって個人差はあります)。



教育現場や福祉現場でも

合理的配慮が求められていますが、

機材を設置したから終わりではなく

実際にそれを利用する当事者の困りごと、

見えない課題に工夫が必要です。



間違いがあったとき、

困ったとき、

悩んだとき、

そこに選択肢があることが大切だと

改めて考えさせられました。



お客様とのこの対話の中で

自分は手話と筆談でやりとりをしていたんだなあ、

そこに選択肢があったんだと

ハッと気づかされています。



K様、ありがとうございました。




















下記の集音器や他の広告等に関しまして

 他社ネットショッピング会社の広告であり、

 弊社の投稿記事ではございません。

 ご了承いただきますようお願い申し上げます。













関連記事