選択肢の大切さ
ろうのお客様より
「YouTubeの自動字幕は
どうやって作られている?」
と質問がありました。
YouTubeには字幕機能が備わっていますよね。
動画内の会話音などが
音声認識技術によって自動生成される機能です。
動画配信者が自ら手動で字幕を作成すると
高品質なのですが、自動生成の字幕は
どうしても間違いがでてきます。
自動生成の字幕は間違っていて
意味が分からない。
内容をつまんで出されたテロップは
無いよりは良いが、キーワードや要約なので、
話の前後が把握できないため解釈できない。。。
ろう者も私たちと同じように
動画の内容を把握したい !!
字幕が間違っていたら他の選択肢がない !!
という状況なのです。
英語で話しかけられ意味がわからず戸惑ったとき
日本語で調べるという「選択肢」が
私たちにあるように、
ろう者が動画を見る/テレビのニュースを見るときは
字幕と手話という「選択肢」が必要なのだと
気づかされました(もちろん難聴の程度や
ライフスタイルによって個人差はあります)。
教育現場や福祉現場でも
合理的配慮が求められていますが、
機材を設置したから終わりではなく
実際にそれを利用する当事者の困りごと、
見えない課題に工夫が必要です。
間違いがあったとき、
困ったとき、
悩んだとき、
そこに選択肢があることが大切だと
改めて考えさせられました。
お客様とのこの対話の中で
自分は手話と筆談でやりとりをしていたんだなあ、
そこに選択肢があったんだと
ハッと気づかされています。
K様、ありがとうございました。
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