はじめてのロジャー体験

補聴器のぴあ

2018年11月29日 17:36




突発性難聴による聴覚障害にて

語音明瞭度より4級の等級を受け、

高度難聴用耳かけ型補聴器を片耳装用されている

お客様(75歳 ・ 男性)より。



「ロジャーセレクトを体験したい」ということで

ロジャーセレクト(送信機)と ロジャーマイリンク(受信機)の

約2週間のお貸出をさせていただきました。



Tコイル内蔵の補聴器をお持ちで、

普段から、必要時にはテレコイルも使用しておられる方です。



ご自身のききたい環境で、

ロジャーのきこえ (セレクト×マイリンクの組合せ) をうんと試していただきました




「ロジャーセレクト」 (ロジャー送信機のなかの1つです)


「ロジャーマイリンク」 (ロジャー受信機のなかの1つです)




運転中に車の中で

セレクトとマイリンクを自分の首にかけてラジオをきいた。

ボリウムが25(補聴器のみ) →15(補聴器+ロジャー)へ下がった。



社会福祉センター会議室にて

セレクトを講師の首にかけてもらって

マイリンクを自分の首にかけて

5mほど離れた講師の話がきけた。

(ヒアリングループがあったのでTでもきけた)



ファストフード店で

セレクトを話し相手の首かけてもらって

マイリンクを自分の首にかけて騒音の中でも話がきけた。



告別式(葬儀会館)にて、

セレクトもネックループも自分の首にかけた。

テーブル真正面からの話がきこえた。



騒音のあるレストランにて

円卓を囲んでの食事会。

テーブルの真ん中にセレクトを置いて、

マイリンクを自分の首にかけてきこえた。



自車と他車のあいだでのききとり

前方にいる他車の運転手の首にセレクトをかけてもらった。

後続車の自車を運転する自分の首にネックループをかけた。

車間距離は20m。

他車の運転手の話がきこえた。



自宅の静かな環境にて

円卓にセレクトを置いて

自分の首にはネックループをかけて、3名で会話がきこえた。



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”話し手と聞き手の距離が遠い”

”周囲に騒音・反響音がある”

”複数人との会話”

このような環境の場合には

補聴器・人工内耳でのききとりが難しい場面があります。



そういった環境でのききとりを援助をしてくれるのが

この「ロジャー」です。

ロジャーは、送信機と受信機で構成されるシステムです。

補聴援助システムとよばれています。



話し手の声、テレビ・ラジオ・音響機器の音などを

送信機(ワイヤレスマイク)が拾い、

補聴器・人工内耳と一緒に使用する受信機まで送信します。



拾った声や音をデジタル無線方式で送信するので

補聴器・人工内耳だけではことばのききとりが難しい環境でも

よりクリアなきこえが可能になります。



送信機と受信機のシンプルなシステム。

用途に応じて自由に組み合わせられます。

どんな人にも、どんな場面でも

より良いきこえをサポートする「ロジャー」。



大人数の会議、打ち合わせ、セミナー研修。

教室、班活動ゼミ、講堂、体育館、屋外。

自宅、テレビ・ラジオ、自動車内、病院、銀行窓口、飲食店。

携帯電話 (Bluetoothの接続が必要です)も。



いろんな場面で、ぜひ体験してみてください



今回は、送信機「ロジャーセレクト」を体験されたお客様からの

レポートをお届けしました

嬉しそうに体験談を話してくださったM様、ありがとうございます





きこえのトータルサポート 補聴器のぴあ




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