情報保障の現場で役立つアプリ。
その名を
「UDトーク」といいます。
(よみかた:ユーディートーク)
「UDトーク」は
音声認識 によって、
目の前の会話をリアルタイムで文字にします。
スマートフォンやタブレットの画面上に字幕表示されるのです。
無料アプリで、誰でも簡単にダウンロードできます。
障害者雇用をおこなっているANAなどの
大手企業、
厚生労働省などの
官公庁、
教育機関 (特に、大学では100大学以上)
個人での活用のみならず
様々な機関では
「UDトーク」が
”導入” されています。
(こういった屋外イベントでも・・・!)
聴覚障害者と健聴者との会話は、
要約筆記や手話が一般的です。
要約筆記は字のごとく、
文字を書き取る人が
内容を“要約”して表示します。
話の
要点をつかむのに長けていて、
実際の内容というと30%ほどしか書かれません。
話の
細部を知ったり、
ニュアンスを感じ取るのが難しいと、
聴覚障害者の方からお話をうかがいました。
この
「UDトーク」では、
音声認識が上手くいくと、
話した内容のほぼ100%が表示されます。
話した内容が文字になるだけでなく、
漢字に
“ふりがな”をつける設定に変えることができます。
(ふりがなONの設定)
(ふりがなOFFの設定)
また、画面に指2本で触れて、ピンチイン・アウトすれば
文字の拡大・縮小もできます。
(もっと小さくもできます)
(もっと大きくもできます)
さらに、外国語への
翻訳機能もついています。
そして、音声認識だけでなく、
手書き入力
もできます。
「UDトーク」は
主に
聴覚障害者とのコミュニケーション支援のためのアプリでしたが、
おとな・子ども・外国人・障害の有無に関わらず
コミュニケーションのユニバーサルデザインを支援するための
アプリになっています!
開発者の青木秀仁氏は
「今後は若い人に使ってほしいです。
こういうのを当たり前に使っている世代が社会に出ていくことが、
社会を変えていくきっかけになると思います。」と語っています。
実は・・・。
「UDトーク」は、他製品とコラボレーションもしています。
内容については次回をお楽しみに・・・