補聴器をつけてから、どんな変化が起こりましたか （ケース②）

補聴器の装用にあたり、実際に使っている人の感想はとても参考になるものです。

補聴器をつけてから、日常生活や人生にどんな変化が起こったか？

補聴器ユーザーさんの声が掲載されていましたのでご紹介いたします。

（引用元 ： 2018年版 よくわかる補聴器選び）



最新型のモデルで娘の声が聞こえました
奥寺さん　30代・男性




私は2歳の時におたふく風邪の後遺症で重度の難聴になりました。

それからずっと補聴器をしています。

特別支援学校（聾学校）で発音などを学びましたが、

コミュニケーション能力をさらに高めるため、父親の勧めで野球を始めました。

高校からはアメリカンフットボールを始め、

現在は聾学校で教員を務めながら

アメリカンフットボールの社会人リーグで選手としても活動しています。



ポジションはディフェンスの「ラインバッカー」で、

相手の攻撃をタックルで仕留める守備の要です。

ヘルメットを着ける際には補聴器を外しているので、無音の世界になります。

感覚を研ぎ澄ませて、どこから攻撃が来るか周囲に注意を払っています。

チームは雰囲気がよく何でも言い合えます。

チームメイトとのコミュニケーションを大切にしながら、いい成績を残していきたいです。



現在はスーパーパワータイプの補聴器を使用しています。

最新のものに替えてからは、以前は聞こえなった高い音も聞こえるようになりました。

インターホンもちゃんと聞こえるので、宅配便も逃さず受け取ることができます。

生活の不安が軽減されるのはとてもありがたいです。



一番うれしいのは生まれたばかりの娘の声が聞こえることです。

笑い声が聞こえると幸せな気分になります。

家事や育児に積極的に参加して子供の成長に関わっていきたいです。