沖縄市の補聴器専門店 「補聴器のぴあ」

意外と知らない・・・

耳は消耗品！？　誰にでもおこる聴力低下の理由






20代をピークに聴力は低下の一途をたどります。

単に耳の問題というだけではなく、

精神的ストレスや社会的孤立など

生活に支障をきたすこともあるので注意しましょう。


誰しも進行中！？
聴力の低下



会話中に聞きなおすことが多くなり不便を感じる、

バスや病院のアナウンスが聞きとりにくい、

テレビの音量が大きすぎると家族にイヤな顔をされる・・・。

心当たりのある方も多いのではないでしょうか。



個人差はありますが、多かれ少なかれ20代以降、聴力は低下し続けます。

加齢によって目や肩、腰が悪くなるのと同じように、

耳の老化も当たり前にすべての人に訪れるのです。



耳は「消耗品」
聴力低下のしくみ



人は鼓膜がキャッチした音を、センサー役の細胞が感知し、脳に信号を送っています。

このセンサーを有毛（ゆうもう）細胞といいますが、

加齢とともに働きが弱くなり、すり減ってしまうことで聴力低下が進行します。

ちなみに有毛細胞は一度すり減ってしまうと、二度と再生することはない“消耗品”です。









日常生活にも支障・・・
騒音や高血圧に注意



私たちの日常には、聴力低下を進行させる生活習慣や疾病がいっぱい・・・

喫煙や飲酒はもちろんのこと、

高血圧など血管系の疾患、さらに騒音などの大きな音には注意が必要です。



また、聴力低下は友人や家族との会話、仕事の会議など、

コミュニケーションに支障をきたし、生活の質も低下させてしまいます。

さらに、認知症との関係を医学的に証明されています。


大切な聴覚
早めのケアが肝心



人は「見る」と「聞く」、つまり視覚と聴覚によって情報の大半を得ており、

この2つは生きるうえで欠かすことのできない大切な感覚です。



疲れ目には目薬、視力が低下すれば老眼鏡をかけるのと同じように、

聴こえの悪さを感じたら、

耳や鼓膜をいたわる、大きな音にふれる機会を減らすなどの、

耳をいたわる早めのケアが重要です。



コラム



聴力が低下すると認知症になりやすいという研究が世界中で発表されています。

昔から「脳は使えば使うほどシワが多くなる」といわれるように、

情報が多ければ多いほど活発に働きます。

しかし聴力が低下すると脳への情報も減ってしまうので

認知症になりやすいと考えられています。



この記事は「元気読本プラス8月号」から引用させていただきました