こどもにとって、「聞く」は「育つ」
こどもの学習能力を養う土台を築くには、
たくさんの音に触れる環境が必要だといわれています。
耳は、脳に聴覚情報を届ける”入口”のような存在。
幼いこどもが話し言葉や読み書きの能力を身に着けるには、
4,500万語・20,000時間の聞き取りができる環境が必要
だといわれています。
お子さんの難聴に気づいたら、
できるだけ早いうちに「きこえ」を改善してあげることで
言葉の理解や学習成果の向上も期待できます。
学びのステージが次々に変化する、こども時代。
それぞれの時期に合わせた「きこえ」が成長を促します。
乳児期を経て幼稚園や学校に通うようになると、
こどもの環境はめまぐるしく変わります。
年齢が上がるほど高度になっていく学びの場で、
その状況に合わせた「きこえ」を助けることが
こどもの成長に不可欠です。
乳児期
「きく」の基礎づくり
未就学児
集団生活での言葉のききとり
就学時
「きく」と「学ぶ」「考える」の両立
こどもが装用する、こどものための補聴器は、
変わり続ける周囲の音環境を自動認識し
プログラムをブレンドする機能が搭載されています。
さらに、
家庭や学校でのさまざまなシーンできこえをサポートする
「ロジャーシステム」があります。
乳幼児(0~5歳)
小学生(6~12歳)
中学生(13歳~) といった年代別でも
それぞれ推奨する製品が少しずつ異なります。
今回は、代表的な補聴器の型
「スカイV30-SP」と、
教育現場で代表的に使われる送信機
「ロジャータッチスクリーンマイク」を写真でご紹介します
授業で「首かけモード」
従来のインスパイロのピンマイクでは、
マイクが口元から離れると集音が弱く、
Tシャツにピンマイクを留める時はマイクの向く方向が合わなかったり
しっかりと先生の声を拾うことが難しいことがありました。
タッチスクリーンマイクになってからは、
先生がネックストラップでマイクを首かけに出来ることで
いつも適正な位置にくるようになりました。
そして、マイクが指向性になっているので集音が安定しています!
マイクが常に表を向いていることで、衣擦れ音も減りました。
グループ学習で「小グループモード」
机の上に置くと、自動的に小グループモードになったと認識されて、
話をしている子の方向が特定され、その子の声を拾います。
班活動での話し合い、グループワーク、
図画工作で机を囲みながら作業をする場合などに利用します。
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